今日のアトリエは
ペインティングナイフの
ザザザ.....
という音と
ストーブの上のやかんの
シューシュー
という音が
調和よく響いています。
寄り添う SM
サインをする瞬間。
緊張がピークに。
眉間のシワが一層深くなる。
2014 ロンドンの夏の思い出。
特定の場所ではないけれど、
ロンドンのブルーを描きたくて。
城ヶ崎の中のロンドン。
風の強い日。
アトリエから見える海辺の松の木が
激しく揺れている。
アトリエの中は
沈黙。
クロスケとバッタ
F4
バッタ
F0
昨年の11月にZENZAIでの
個展から始まった
今シーズン。
引き続き「愛のかたち」をテーマに
5月3日〜5月9日
鹿児島の山形屋画廊で
個展を開催します。
城ヶ崎悟の「愛のかたち」
ぜひ楽しんでいただけますように。
タイトル未定
もう20年以上にわたって
城ヶ崎の作品の額を制作して
くれている中徳さん。
彼がいたから個展活動ができてきたと
心から思います。
作家とマネージャーとの間で
また画廊や美術館との間で
額制作以上の仕事をしてきてくれました。
昔は展示に半日、いえ一日がかりで取り組む
城ヶ崎に対して本当に辛抱強く
寄り添って......
これからもよろしく。
穎川さんと版画の額についての打ち合わせ。
場所を移しZENZAIの浜地さんと
DMとポスターの
デザインについて打ち合わせ。
忙しい日。
この段階から新たなこだわりが
出てくるやっかいな作家の性分。
湧き上がる疑問符の嵐を振り払い
スルーするマネージャー。
ふぅ。
「石」1998年
SM(姶良市F氏所蔵)
この作品は初めての画集を出版する
ピリピリと緊張した中で
制作されたもの。
画集とはいっても集大成と
いうものではなく
記録としてのもの。
とはいえ、収蔵先の美術館や会社
個人の方々、写真家、印刷会社を
巻き込んでの大騒動のさなか...
よくこんなシンプルな作品が
描けたんだなと感心するやら
少し呆れるやら。【妻】
追記 「石」の左に見えるデッサンは
海老原喜之助の作品です。